2023年 GⅡ弥生賞買い目 〜ステイヤーが好走するレース〜

競馬予想

こんにちは。

弥生賞の予想をしていきます。

弥生賞の過去の好走馬にステイヤーが多いことに着目して予想していきます。

過去の好走馬を考察

過去10年間の弥生賞の馬券内好走馬を振り返っていきます。

2013年

1着カミノタサハラ皐月賞4着
2着ミヤジタイガ障害レース4勝
3着コディーノ皐月賞3着
1,000m通過61.6秒 勝ち時計2:01.0

菊花賞馬エピファネイアが折り合いを欠いて4着、ダービー馬キズナが後方から届かず5着に敗れた波乱の一戦。

スローペースに飲み込まれた2頭は後に巻き返しており、弥生賞が実力だけでは決まらないことがあることを示したレース

2014年

1着トゥザワールド皐月賞2着、有馬記念2着
2着ワンアンドオンリーダービー1着、神戸新聞杯1着
3着アデイインザライフ新潟記念1着
1,000m通過61.2秒 勝ち時計2:01.4

トゥザワールドはスローペースになった同年の有馬記念で2着に食い込み、ワンアンドオンリーはダービー2着と長距離レースで結果を残した1戦。

とはいえこの年の弥生賞は力量上位馬が好走したと言って良い。

2015年

1着サトノクラウン香港ヴァーズ1着、宝塚記念1着等
2着ブライトエンブレム皐月賞4着
3着タガノエスプレッソ障害レース5勝
1,000m通過61.3秒 勝ち時計2:01.8

後にGⅠでも好走を続けるサトノクラウンが快勝。

そのサトノクラウンは比較的距離の長いレースや馬場の渋ったレースで好走を続けており、やはりスローペース適性が高かった。

後に短距離で活躍するシャイニングレイが1人気で7着に敗退。

2016年

1着マカヒキダービー1着、ニエル賞1着等
2着リオンディーズ朝日杯FS1着、皐月賞5着、ダービー5着
3着エアスピネル菊花賞3着、富士S1着、マイルCS2着、フェブラリーS2着等
1,000m通過59.5秒 勝ち時計1:59.9

上位3頭の力が抜けていたレースで決着時計も弥生賞の中では群を抜いて速い。

レース自体もハイペースで、気性面に課題のあったリオンディーズ、マイラーのエアスピネルが好走したレース。

弥生賞の中では特殊な年だったと言える(下手なGⅠより見応えのある素晴らしいレース)

2017年

1着カデナ小倉大賞典1着
2着マイスタイルダービー4着、函館記念1着
3着ダンビュライト菊花賞5着、AJCC1着、京都記念1着
1,000m通過63.2秒 勝ち時計2:03.2

前年とは一転して超スローペースで決着時計もかなり遅かった。

折り合いを欠いた馬が後方に沈む小波乱の一戦。

2018年

1着ダノンプレミアム朝日杯FS1着、金鯱賞1着、マイラーズC1着
2着ワグネリアンダービー1着、神戸新聞杯1着
3着ジャンダルムスプリンターズS1着、オーシャンS1着
1,000m通過61.5秒 勝ち時計2:01.0

ダノンプレミアムが完成度の高さでスローペースを押し切ったレースで、特筆すべきは後方から上がり最速で追い込んだワグネリアン。

例年は短距離馬が沈むことが多い中、後に短距離で開花したジャンダルムが3着に食い込んだ。

2019年

1着メイショウテンゲンダイヤモンドS2着、阪神大賞典3着
2着シュヴァルツリーゼ3勝クラス芝1800m1着
3着ブレイキングドーンラジオNIKKEI賞1着
1,000m通過61.8秒 勝ち時計2:03.3

重馬場ということを考えるとミドルペースの一戦。

波乱のレースを勝ったのは後に超長距離レースで好走を繰り返すメイショウテンゲン。

3着馬ブレイキングドーンは早期引退していなかったら長距離でどうなっていたか気になる馬でした。

2020年

1着サトノフラッグセントライト記年2着、菊花賞3着
2着ワーケアホープフルS3着
3着オーソリティ青葉賞1着、アルゼンチン共和国杯1着等
1,000m通過61.1秒 勝ち時計2:02.9

重馬場を考慮するとミドルペースの一戦で、勝ち馬サトノフラッグは菊花賞3着に好走。

3着オーソリティも長距離戦線で活躍し、4着のブラックホールは菊花賞5着とステイヤーが上位独占

逆に、マイルで活躍しているウインカーネリアンや、2000m以下での活躍が目立つパンサラッサは下位に沈む。

2021年

1着タイトルホルダー菊花賞1着、天皇賞春1着、宝塚記念1着
2着シュネルマイスターNHKマイル1着、毎日王冠1着、マイルCS2着、安田記念2着等
3着ダノンザキッドマイルCS2着、マイルCS3着、香港カップ2着
1,000m通過62.6秒 勝ち時計2:02.0

勝ち馬のタイトルホルダーは現役屈指のステイヤー。

2、3着馬はマイルで活躍している馬だが、それらに人気薄の長距離砲タイトルホルダーが一泡吹かせたレース。

2022年

1着アスクビクターモア菊花賞1着、ダービー3着
2着ドウデュースダービー1着、京都記念1着
3着ボーンディスウェイ
1,000m通過61.1秒 勝ち時計2:00.5

アスクビクターモアは菊花賞1着、ドウデュースはダービー1着とハイレベルの一戦。

長距離レースでの適性もさることながら実力上位の2頭がワンツーと言った感じ。


総括 狙いたい馬の特徴

過去の好走馬を振り返ると、スローペースで折り合いを欠かずに最後まで脚を使える馬というのが良さそうです。

これらの特徴を満たす馬として考えられるのは、ステイヤーの資質が高いということです。

長距離レースを得意とする馬は大きく分けて2パターン

 ①とにかく心肺機能が高くスタミナが抜群の馬(タイトルホルダーなど)

 ②気性が良くて折り合いが抜群で持続的に脚を使える馬(メイショウテンゲンなど)

今回狙いたいのは②の折り合いが付きそうな馬です。

過去にはエアスピネルやダノンプレミアムのように力の違いや完成度の高さで好走した馬もいますが、今年の弥生賞のメンバーレベルを考慮すると大きく力が抜けているような馬は見当たりません。

スローペース濃厚な一戦として、折り合いを欠くと2013年のエピファネイアのように自滅してしまう可能性があります。

というわけで折り合いに難しいところを見せていなく、スローペースでも末脚を確実に使える馬を探していきます。


全頭診断

上記の狙いたい馬の特徴を踏まえて全頭診断を行います。

レヴォルタード

今回逃げ宣言をしているのがレヴォルタード。

新馬戦、未勝利戦共に掛かりながらの追走で、その中でも直線は良い脚を使っている。

前走の未勝利戦は1,000m通過が59.6秒と速い流れの中でも掛かっており、気性面での不安は否定できない。

本質的にはマイラーで、もっと距離は短い方が良さそう

ワンダイレクト

新馬戦は1,000m通過が63.7秒の超スローペースを後方から差し切っての良い勝利。

若駒Sは1,000m通過が63.4秒の超スローペースを折り合いを欠きながらの追走で、最後まで脚を使って2着。負けはしたけど勝った馬を褒めるべきレース。

流石にここまでペースが遅くはならないと思われるので、追走でここまで折り合いを欠くことはなくなると予想。

スローペースからの持続的な末脚を2戦とも披露しているため弥生賞の好走パターンに合致。

アームブランシュ

未勝利戦は1,000m通過62.8秒の流れを内で落ち着いて追走して、4コーナーで外に出して上がり最速の完勝。

前走の葉牡丹賞は1,000m通過60.0秒の流れを後方3番手で追走して、最後までよく伸びて9着。

着順だけ見るとイマイチだが2着までは大きな差がなく、2:00.2の走破時計も悪くなかった。

折り合いに不安もないし、小頭数のここでは侮れない存在。

トップナイフ

ホープフルSは逃げて勝ちに等しい2着。

1000m通過61.5秒のスローペースを演出した張本人だけあって折り合いに不安はないか。

萩ステークスでは1:46.2という高速決着でも勝っており、逃げてヨシ、差してヨシの万能型。

賞金を持っている身で叩きの一線であることが唯一の付け入る隙か。

フォトンブルー

新馬戦は1,000m通過62.9秒の遅い流れを折り合い良く進めて快勝。

前走は1,000m通過61.8秒の遅い流れを後方から捲っていき最後は大失速で10着大敗。

スローペースでも折り合いはつくが、純粋に速い流れには対応できず厳しい戦いになりそう。

タスティエーラ

新馬戦は強引に出して行って、1,000m通過61.2秒の流れを2番手からの競馬で快勝。

前走の共同通信杯は1,000m通過60.5秒の流れの中で、折り合いは問題なく進めて上がり33.7秒は優秀。

追ってからの反応が鋭くないのが気掛かりで中山の短い直線に対応できるかが鍵になりそう。

ゴッドファーザー

ハイレベルなメンバーだった新馬戦では、ジワッと出していき1,000m通過62.7秒を2番手で追走し直線での末脚比べで3着に敗退。

2戦目は福島1,800m戦で1,000m通過60.8秒を逃げて持ったままで10馬身差の圧勝。

メンバーレベルが低かったとはいえ、スローペースから最後まで脚を使っての完勝。

スタミナを要求される福島1,800戦での素晴らしいパフォーマンスはステイヤーの雰囲気がある。

フィエールマンが福島1,800mのラジオNIKKEI賞から菊花賞を制覇している。

セッション

未勝利戦を勝った際は1,000m通過60.8秒を逃げて快勝。

前走の若駒Sは1,000m通過63.4秒を2番手で折り合いながら追走し3着。

このペースで折り合いがつくのは強みだが、その割に伸び脚がイマイチ。

弥生賞も同じように超スローペースになれば他馬の自滅で浮上する可能性はある。

ヨリマル

逃げて勝った前走は1,000m通過が61.6秒のスローペース。

逃げも差しも経験しており、特に折り合いに不安はないのは強み。

ペースが違ったとはいえ、中京2,000mの持ち時計は若駒S組よりも圧倒的に速い。

グリューネグリーン

京都2歳Sは1,000m通過が60.4秒の流れを逃げて勝利。

2着のトップナイフは4コーナーで不利を受けており実質的には2着というレース。

ホープフルSは1,000m通過61.5秒のペースを控えて3コーナーから進出するもガス欠になり11着のチグハグな競馬。

り合いに難があるわけではないが、控えて味が出るタイプでもなさそうで消耗戦の方が合いそう。

買い目+印

それでは印と買い目に移ります。

 本命はゴッドファーザーです。

過去2戦は折り合いも問題なく先行できており、何より常に自分のペースで走れているのが強み。

前走で大きくパフォーマンスを上げた福島1,800mはスタミナが必要なコース。

同コースのラジオNIKKEI賞からはケイアイチョウサン、メイショウテッコン、フィエールマンなどのメイステイヤーが多数輩出されている。

スローペースで折り合いをつけて持続的に脚を使うことが求められる弥生賞にピッタリだと思いました。

 対抗はワンダイレクト

超スローペースでの前走は折り合いに苦労していたが、致命的ではなくペースが極端に遅くならなければ改善されるはず。

スローペースから持続的に末脚を使うことができることは実証済み。

 3番手はトップナイフ

素直にGⅠ2着の実績を評価。

折り合いに不安はなく終いの脚も確実で安定感のある馬。

  穴でアームブランシュ

折り合いに不安はなく、同コースでの持ち時計はトップナイフよりも速い。

スタートが遅く後方からのレースになるが小頭数ならロスは抑えられそう。

 以下、折り合いに不安がなく脚質自在のヨリマル、先行すれば見直せるグリューネグリーンまで。

買い目

10頭立てのレースなのである程度絞ります。

 単勝

 

 三連複ふぉーめーしょん(9点)

 1列目:7

 2列目:2,3,4

 3列目:2,3,4,9,10


本命不在なんて言われている今年のクラシック戦線。

我こそはと名乗りを挙げる馬の登場に期待です。

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